ニッケイ新聞 2010年4月9日付け
ラール・アンジョ・ガブリエル養護施設は、11日午前10時から同所(R. Conselheiro Moreira de Barros, 497、地下鉄サンターナ駅より徒歩15分)で「第2回日本祭り」を開催する。入場無料。
同施設は1914年に孤児院として設立され、ファベーラなど貧しい地区の4~7歳の子供達に無料で食事を支給、教育を施してきた。
現在は約20人のボランティアが活動。案内に訪れた富田ゆきさん(33、二世、パウリスタ総合大学=UNIP=栄養学科教授)は夫のタシマ・ケイジさん(33、三世、サンパウロ連邦大学=UNIFESP=化学学科教授)とともに5年前から参加し、同祭を企画、担当している。
昨年は300人が来場した。富田さんは「今年はより多くの人に訪れてもらいたい。子供達への支援に協力をお願いします」と呼びかけている。
当日はヤキソバ、春巻き、天ぷら、寿司、饅頭、シュラスコなどを販売。会場では日本人形の展示や、午後2時から太鼓、YOSAKOIソーランの発表や剣道のデモンストレーションがある。同施設の子供らによるダンスの発表も予定。
収益は子供のユニフォーム購入や食事費に充てられる。毎月1レアルからの寄付も受け付けている。問い合わせは富田さん(電話11・9621・0056、3091・7803)まで。