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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2010年4月13日付け

 無料で貧しい子供を預かるラール・アンジョ・ガブリエル児童養護施設で11日、2回目の日本祭りが開催された。多くの家族連れが集まり和やかな雰囲気に見えた。
 しかし、同施設の運営に携わるフェルナンド・ロバロットさんは、「実際、バス代も払えずに参加できなかった家族も多い」と、厳しい状況を説明する。
 実は、遠くから施設に通う子供達の母親のほとんどは、同施設があるサンターナ区の住宅の家政婦。仕事がない休日に、家族皆を連れて出かける余裕などないのだ。
 運営費をまかなおうと始められた昨年の第1回開催の収入により、今年は前年より30人多くの子供を受け入れることができた。
 今年は日系文化団体の参加で、より多くの来場者が訪れたよう。来年もまた少し多くの子供達に支援の手が広がれば、と願うばかりだ。(裕)