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リベルダーデ=通りがダンス会場に=騒音渋滞に住民の不満
ニッケイ新聞 2010年4月28日付け
ごく普通の通りが、真夜中に学生たちのダンス会場に変貌する―。リベルダーデ区タグアー街では、週末や休日前の夜になると近隣の学校の学生たちがたむろし、音楽に合わせてダンスを楽しむ一方、それによる騒音や渋滞に困っている住民からは不満の声が募る。24日付フォーリャ紙で取り上げられた。
若者たちの溜まり場となるというタグアー街の場所は、私立大学FMUが位置する、サンジョアキン街とファグンデス街の間の区間。午後10時頃から、同大学の学生らにより路上でのフェスタが始まるのだ。車に取り付けた大型ステレオなどからは、パゴッジやテクノ音楽が流れる。
夜中1時まで続くその集まりには、同区にある高校や大学の学生が参加するほか、最近では若者間で噂が広まり遠くからわざわざやってくる人もいるという。
そんな学生たちの自分勝手な行動に、近隣の住民からは苦情が相次ぎ、「地獄に住んでいるよう」「あきらめて寝るしかない」との悲痛の声が叫ばれ、「学生と住民との間で話し合いの場を設けなければ」との提案が挙がっている。