ニッケイ新聞 2010年5月11日付け
【B―Side3日】ペトロブラスとテレオスが、テレオス傘下のアスーカル・グァラニーに共同で出資してエタノールと砂糖、バイオエネルギーの各産業の成長に加速を図る戦略的パートナーシップに合意した。
合意文書によればペトロブラスは、子会社のペトロブラス・ビオコンブスチーヴェルを通じてグァラニーに16億レアルを投資、同社に45・7%の比率で資本参加する。一方のテレオスは、ペトロブラスの出資後12カ月以内に最大6億レアルの増資が認められル。
またペトロブラス・ビオコンブスチーヴェルは、さらに増資を重ねてグァラニー資本の49%まで資本参加することが認められている。
ペトロブラス・ビオコンブスチーヴェルにとっては、グァラニーに対して、ペトロブラスのオペレーションやロジスティクス、研究開発(R&D)を応用する。テレオス側は、サトウキビの加工やエタノールと砂糖の流通のノウハウを提供する。
グァラニーは、国内第4位の砂糖アルコール企業。2010/11農年のサトウキビ搾汁量は、1740万トンで、国内に6拠点、モザンビークに1拠点を持つ。