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Farc=AMで関係者7人を逮捕=麻薬仲介や食料・薬供給役
ニッケイ新聞 2010年5月11日付け
9日付伯字紙などによると、アマゾナス州(AM)マナウスで6日、コロンビア革命軍(Farc)のメンバーでコロンビア人のホセ・サムエル・サンチェス容疑者(通称、タタレット)が逮捕された。
連邦警察のロッタ・ソリモエンス作戦で逮捕されたタタレットは、マナウス市タルマンに住み、彼が所有する農場にある高さ10メートルの木の上に据えられたアンテナからは、1千キロ以上の所とも交信出来る強力な電波を発信。州内各地の麻薬密売者らと連絡をとり、コロンビアからのコカインをブラジル経由で欧州などに売り捌く他、ブラジルからの食料や薬などをコロンビア国内のゲリラ基地に送っていた一味の首領格と見られている。
タタレット他、6人が逮捕されたロッタ・ソリモエンス作戦は、連警が10カ月かけて捜査などを進めていたもの、今週も同州内での捜査、手入れが継続される。