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環境公園の名が泣く行為=サンパウロ市チエテ河岸に瓦礫の山

ニッケイ新聞 2010年5月29日付け

 サンパウロ市東部のチエテ川環境公園(パルケ・エコロジコ・ド・チエテ)は、その名の通り、環境保護を目的として作られた公園だが、川沿いの約3万平方メートルの場所が不法投棄の瓦礫で埋まっていると28日付エスタード紙が報じた。
 問題の場所は、カンガイーバ区にあるコリンチアンスFCの新しい練習場建設現場の脇で、アイルトン・セナ道と近郊電車(CPTM)の線路にはさまれた部分だ。
 付近の住民は練習場建設で出る瓦礫も捨てていると苦情を言うが、同クラブでは、建設には市の許可も得ており、瓦礫を捨てた事もないと抗議。
 ペーニャ区役所でも不法投棄者を特定しようと努めているものの、瓦礫が捨てられるのは深夜から未明にかけてで、不法投棄者の特定、逮捕には至っていないという。
 環境警察などからも訴えられた同クラブの練習場建設責任者、ジョアキン・グラヴァ医師は、環境警察が色々言い出したのはクラブが新しい練習場を紹介した番組放映以降で、こっちこそいい迷惑だと弁明している。

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