ニッケイ新聞 2010年6月9日付け
移民の日が近づき、各地から日本祭りの話題が届き始めた。今週末はカンピーナス、エンブー、来月は県連、8月に入ればマリンガ。まさに次から次へという感じだ。
29回のサンベルナルド、21回のマリンガのような「老舗」もあれば先月のボツカツのように初開催の場所もある。
日本祭りという呼称が一般的になったのは、県連フェスティバルからだろう。網野弥太郎会長始め役員が手探りで始めた郷土食・芸能祭り。芸能担当として尽力、日本政府の叙勲を受けた西谷博さんもその一人だ。
県連フェスティバルなど、今あるイベントから刺激を受けた町で新たな祭りが生まれ、全伯各地に広がっていく。
いま一体いくつの日本祭りがあるだろうか。一度、各地の代表が集い、祭りの紹介、運営ノウハウの交換などを行う機会があっても面白いかもしれない。(ま)