今も処方箋なく抗生物質を販売

ニッケイ新聞　２０１０年６月１５日付け

　全国１０州１１市の薬局で行われた調査によると、販売には医師の処方箋提示が義務付けられているはずの抗生物質が、現実には処方箋なしで売られている事が判明したと１２日付エスタード紙が報じた。
　抗生物質は処方箋提示が必須である事を表す赤ラベルの薬で、自己処方で使って薬品中毒を起こしたとか、医師の判断を狂わせる、薬品耐性が出来て必要な時に利かなくなるなどのトラブルも起き易い。調査対象となった１０４の薬局すべてで、処方箋なしでの販売が行われていたという。