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ジウマがセーラをリード=Ibope調査で初めて

ニッケイ新聞 2010年6月25日付け

 今月19~21日に行われたIbopeによる大統領選での支持率調査によると、労働者党のジウマ・ロウセフ氏が民主社会党のジョゼ・セーラ氏を初めてリードと24日付伯字紙が報じた。
 候補者を緑の党のマリーナ・シウヴァ氏も含めた3人に絞った場合、ジウマ40%、セーラ35%、マリーナ9%で、5月の33%、38%、8%とは少し様変わり。
 立候補表明済みの12人全員での場合は、ジウマ38%に対し、セーラ32%。上下2ポイントの誤差を加味してもジウマ氏リードといえ、ジウマ対セーラでの決選投票も、45%対38%との数字が出ている。
 一方、候補者名を見せずに、大統領選では誰に投票するかと訊いた場合はジウマ22%、ルーラ9%となっており、両者の合計は、セーラとの回答(16%)のほぼ倍。マリーナは3%だった。
 5月6~10日に同様の調査を行った時は、ジウマ14%、ルーラ20%、セーラ10%、マリーナ1%であった事を考えれば、ルーラ大統領の出馬はない事と各候補者の名前が少しずつ知られてきた証拠だ。
 これらの数字が7月5日から始まる選挙キャンペーンによってどう変わるかで最終結果が決まるが、ジウマ、ルーラあわせて31%の支持率は、ルーラ大統領への良いまたは最良85%という高い評価(現政権に対しても75%)を反映したものといえる。
 この候補には入れたくないという拒絶度では、ジウマ23%、セーラ30%、マリーナ29%となっている。