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ニッケイ新聞 2010年7月22日付け

 1千人が訪れる人気の聖母婦人会バザー。来場者の一人で、77年に入信したという瀬尾正弘さん(76、徳島、コチア青年1次5回)によれば、「昔、コチア青年のパードレがおったんよ」という。「第1次15回の貝塚博身といって、武内重雄神父に誘われて上智大学に入り直して資格を取ってきた変わり種。セラード農場開きも彼にお祓いしてもらった。その関係でも、彼に誘われて入信したけど本人は日本に帰っちゃって還俗したとか聞く」と〃知られざる〃青年の歴史の一ページを語った。
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 郷土の芸能を通じた母県との人的交流が盛んになっている鳥取県人会。本橋会長は、今後は傘踊りだけでなく、同じく郷土芸能の銭太鼓なども通じて後継者を育成したいと力を込める。ブラジルでは傘踊りといえば、サンパウロ市、州内だけでなく、遠くはバイーアやブラジリアからも声がかかる人気の芸能だが、来伯した訪問団によれば、そうした状況は母県ではよく知られていないという。今回の日本祭りでは傘踊りだけだったが、来年以降他の都道府県からもこうした訪問があれば、一段と祭りの厚みが増すのでは。
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 国内でオーガニック・コーヒーを普及するコーヒー専門店「テーラ・ベルジ」。同店創案者の牛渡クラウジオさんがオーナーを務めるパラナ州クリチーバの1号店(R. Mal. Deodoro, 630)では、月に1度オーガニック・ワインを楽しむ会も開かれているよう。自然派食品の愛好者らが集まって会話に花を咲かせる場に。昼間はコーヒー、夜はワインで体に優しい味を楽しんでみては?