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ミニポルソンが人気=パウリスタの新たな食べ方=一度にいろんな味楽しんで

ニッケイ新聞 2010年7月28日付け

 最近、美食通のパウリスタたちの間で話題を呼ぶのが「ミニポルソン」。少量ずつ盛られた小ぶりの一品を数品頼んでは、一度の食事に何品もの料理を味わうという新たな食べ方なようだ。23日付エスタード紙がそのブームを取り上げた。
 ミニポルソンの形式は、ペチスコ(酒のつまみ)のようなシンプルな料理とは違って、一般に手の込んだ料理を少量ずつに分けて出すというもの。何品もの料理を一度に味わえるという点が客に人気で、業界では成功を収めているようだ。
 イタイン・ビビ区のイタリア料理店「Botta Gallo」ではリコッタ添えニョッキ、白豆とソーセージの炒め物などをミニポルソンで提供。その形式は料理の種類を選ばず、同区にある中華料理店「Ping Pong」も数少ないミニポルソン専門店として、蒸かし料理で蒸し饅頭など様々な品目を用意している。
 ミニポルソンを注文するジョジアーネ・ウォルスキさんも、「一品でなく何品も選びたい」とミニポルソンがお気に入り。食べられそうならもう一品、とお腹の満たされ具合と相談しながら、少しずつ追加注文できるのもその良さだ。
 ミニポルソン一品の価格は、平均13レアル。1人あたり約5品を注文し、会計は約65レアルに落ち着くのが一般的だそうだ。
 ヴィラ・メデイロス区にあるレストラン「モコトー」のシェフを務めるロドリゴ・オリヴェイラさんは、「いつも各顧客の食べる量に合わせて作っていた」と振り返る。現在、同店ではポルソンでも量をミニ、メジア、グランデの3段階に分けて提供している。
 エスタード紙で紹介されたレストランは以下の通り。Botta Gallo▼住所=R. Jesuino Arruda, 520、電話=11・3078・2858 Ping Pong▼R. Lopes Neto, 15、3078・5808 Mocoto▼Av. Nossa Senhora do Loreto, 1100、2951・3056 Chakras▼R. Melo Alves, 294、3062・8813

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