ブラジル国内ニュース(アーカイブ)

空港内で混乱が頻発=増加する荷物の紛失・盗難=出発前に児童外出届け確認を

ニッケイ新聞 2010年7月31日付け

 所得の向上による旅行の傾向からか、近年は空港利用者が増えており、今年に入って搭乗での預け荷物の紛失・盗難が大幅に増えているほか、児童外出届けの不備によるトラブルなどが相次いで報告されているようだ。25、30日付エスタード紙が取り上げた。
 ANAC(国家航空庁)に寄せられた空港内での荷物トラブルに関する苦情は昨年3572件だったが、今年は上半期ですでにその数に相当する3518件の苦情が届いている。去年の月間300件から500件のペースに急増している。
 ANACが集計する空港内トラブルでは、昨年は3番目に多いものだった荷物のトラブルが、今年は、空港職員や航空会社サービスに関する苦情に続き、2番目に多いトラブルとなっている。
 こういった状況を受け、今月22日からは、クンビカ、コンゴーニャス、サントス・ドゥモント、ガレオン、JKの5大空港では、トラブルを調停するための機関が、6カ月間の予定で一時的に設置されたようだ。
 その一方で、他の混乱を招いているのが、見落としがちな児童外出届けの義務。12歳未満の児童が両親の同伴なく国内旅行をする際、両親による法廷への外出届けが義務付けられているが、国外への旅行の場合、18歳未満の未成年者は、たとえ片親が同伴していても事前に法廷への届け出が必要とされる。
 例えば、アメリアのマイアミ州に在住するリジア・バチスタさん(43)は8歳の息子を連れて休暇を過ごそうとブラジルへ帰国。帰りの便へ搭乗しようとしたところで初めて、その届け出が必要であったことに気が付いたそう。すぐに空港から法廷に向かったが、当然のごとく予定の便は乗り過ごし、ホテル代などがかさんだそうだ。
 サンパウロ州のクンビカ国際空港利用者が同種の届け出を行うガルーリョス市内の法廷では、届け出を行う人が連日列をなしており、飛行機便の乗り継ぎの合間に行ったりするのは難しいため、こういった届け出が行える機関を空港内に設けて欲しい、という意見も多く挙がっている。

こちらの記事もどうぞ

Back to top button