ブラジル国内ニュース(アーカイブ)

農薬会社の労災=被害者登録開始

ニッケイ新聞 2010年8月11日付け

 サンパウロ州パウリニアにあった農薬会社ShellとBasfの元従業員らの登録作業が15日から90日間行われると8日付フォーリャ紙が報じた。4月の労働裁判所判決に基づくもので、農薬製造時に使う化学薬品で健康被害を受けた従業員や子供達が治療を受けるための登録だ。
 1977年創業のShellは1994年にCyanamidに買取られたが、同社敷地と負債を2000年に引受けたのがBasf。工場は2002年に閉鎖された。
 化学薬品の影響を受けた従業員や付近住民は少なくとも6千人いるとされ、69人にガンや潰瘍が認められている。

こちらの記事もどうぞ

Back to top button