ニッケイ新聞 2010年8月20日付け
1990年の改正入管法施行によって日系人の日本入国が緩和されてから20周年を記念したイベント「在日ブラジルの日(Dia dos Brasileiros no Japao)」が、今月1日、名古屋市港区のポートメッセなごやで開催され、約3000人(主催者発表)が訪れる賑わいを見せた。
当日は、主催のブラジル政府からカルロス・ルピ労働雇用大臣、カルロス・エドゥアルド・ガバス社会保障大臣が出席し、記念セレモニーが行われた。
会場では、コミュニティ向けに事業を行っている企業、事業家による展示販売のほか、飲食コーナーではシュラスコ、アカラジェ、タピオカクレープなどの郷土料理を販売。
特設ステージでは、ブラジル人学校の生徒による歌やダンスの発表のほか、コミュニティ内外で活躍するミュージシャン、サンバグループが登場し、会場を沸かせた。カポエイラグループによる演舞も行われ、終日多くの来場者で賑わった。
コミュニティの自助組織であるNPO団体も参加し、それぞれの活動を紹介したほか、ブラジル労働省が7月末に浜松市に開設した「労働者の家(Casa do Trabalhador)」の出張相談所が設けられた。 このほか、近々予定されている在外ブラジル人代表者協議会(Conselho de Representantes de Brasileiros no Exterior/CRBE)の立候補予定者による討論会も行われた。