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もれる筈ない個人情報も=サンパウロ市セントロで容易に売買
ニッケイ新聞 2010年8月21日付け
サンパウロ市セントロでは、本来は暗証などが必要で外部には漏れる筈がない個人情報が街頭販売されていると20日付伯字紙が報じた。
約1千人分の個人情報が100レアル前後で売買されているといい、その内容も、個々人の住所や固定電話や携帯電話の番号、RGやCPF(納税番号)に車のナンバーなど多岐に渡る。
注文すれば、どの町のどのくらいの所得層で、これこれの職業、車のモデルは何といった特定された情報も入手できるとされ、プライバシーのかけらもなくなる商売だ。
こういったサービスが横行すれば個人情報を基にした犯罪も容易になると専門家は懸念するが、3歳児にクレジットカードが送りつけられたケースなど、情報悪用を裏付ける例も相当数報告されている様だ。