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酸素ボンベでカルテル=罰金は過去最高の30億R$

ニッケイ新聞 2010年9月3日付け

 Cade(経済防衛行政審議会:日本の公正取引委員会相当)が1日、企業や病院向けの酸素ボンベ製造業者らに対し、過去最高額となる30億レアルの罰金を科す事を決めたと2日付エスタード紙が報じた。
 Cadeが問題としたのは、製造業者が互いに価格協定を結び、業界の競争力を殺ぐ事で消費者に損害を与えていたという点で、警察も事実関係を捜査中だ。
 懲罰の対象となったのは、リンデ、エア・リキデ、エア・プロダクツ、ホワイト・マルチンス並びに業界組織のブラジルガス工業(IBG)で、捜査開始前年の03年実績から計算された罰金総額30億レアルは、AmBevの3億5270万レアルを上回った。
 罰金額は、ホワイト・マルチンスには収益の50%にあたる22億2180万レアル、他の3社には25%(2億4950万~2億2600万レアル)、IBGには10%の846万レアル。この割合も過去最高の22・5%を上回る。
 溶接や呼吸困難を起こしたりした時の酸素吸入など、工業界や医療現場では必需品の酸素ボンベだけに、決定は自治省や医療審議会、病院関係組織などにも通達される一方、業者らは控訴する意向を表明している。

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