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東西南北

ニッケイ新聞 2010年9月7日付け

 寒冷前線接近で霧雨となり異常乾燥状態改善のサンパウロ市に対し、海岸部では気温低下で観光客が早々に引き上げなど、予定が狂った人々も多かった週末。サンパウロ市では4日午後3時に31・2度あった気温が5日午後3時には16・7度に下がり、気候急変で体調を崩す人も。南大河州のポルト・アレグレでは3日に洪水が起きた様子を伝える写真が掲載されるほどの雨だった様だが、サンパウロ市などはお湿り程度か。なお、リオ州海岸部で発見された鯨の死体は回収され、原因を調査中。餌を求める鯨が北東伯から南下する時期だが、サンパウロ州などで胃袋がカラのまま死体流着のペンギンが500匹以上も発見されただけに、鯨にも被害が広がらないよう祈るのみ。
     ◎
 8月31日からサンパウロ市のシリオ・リバネス病院に入院中の民主運動党(PMDB)オレステス・クエルシア氏が、6日に上議選出馬取り消しを発表した。前立腺ガンの再発が確認されたためで、同氏のテレビ放映枠は民主社会党(PSDB)アロイジオ・ヌネス氏に振り当てられる。サンパウロ州上議選は、労働者党(PT)マルタ・スプリシーに次ぐ枠を、2位のブラジル共産党(PCdoB)ネッチーニョ・デ・パウラ氏とクエルシア氏が誤差内拮抗の状態で争っていたところだ。
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 5日付エスタード紙に最近のブラジルで、幼少時からの外国語教育熱が盛んとの記事。生まれた時から母親のブラジル語と父親の英語を聞いて育ち、物心ついてからは週2回中国語の先生も来るというアルツール君は5歳。外国語が出来る事は将来の大きな武器という言葉に納得しつつ、ポ語さえ危ない人も多い事を懸念するコラム子。家では日本語の原則が守り通せない我が家ではちょっぴり羨ましい環境でもあり。