ニッケイ新聞 2010年9月25日付け
選挙活動期間終了の30日、投票日の3日まで残りわずかとなったが、21、22日実施のダッタフォーリャ調査での統一選知事候補の支持率動向を、24日付フォーリャ紙が報じている。
有権者数最大のサンパウロ州は、51%の民主社会党(PSDB)アウキミン氏を、23%の労働者党(PT)メルカダンテ氏、9%の進歩党ルッソマノ氏らが追う形で不変。有効票で57%を占めるアウキミン氏の一次当選の可能性大だ。
同第2位のミナス州は9月に入って逆転したPSDBのアナスタシア知事が42%で、民主運動党(PMDB)のエリオ・コスタ氏37%との差を少し広げた。有効票で51%のアナスタシア氏の支持率はまだ上昇しそうな勢いだ。
第3位のリオ州は、現職でPMDBのカブラウ知事60%を、17%の緑の党(PV)のガベイラ氏が追う形継続で、一次当確は不変の様だ。
8月から9月にかけて逆転劇の起きた連邦直轄区は、PTのアギネロ・ケイロス氏41%を、出馬停止といわれながら最高裁上告のロリス氏が34%で追っている。
南大河州は、PTのタルソ・ジェンロ元法相が46%とリード。有効票の54%を占め、23%のPMDBフォガッサ氏と15%のPSDBイエダ知事を振り切って一次当選の可能性大だ。
バイア州は、48%のPTジャッケス・ヴァギネル氏を、21%の民主党(DEM)のパウロ・ソウト氏、12%のPMDBジェデウ・リーマ氏が追う。有効票の58%を占めるヴァギネル氏が当初からのリードを守って一次当選の可能性大。
25日開催のサンパウロ市ビエンナーレ話題作にも登場するペルナンブコ州知事候補は、72%の社会党(PSB)エドゥアウド・カンポス氏が、PMDBのジャルバス・ヴァスコンセロス氏の15%を大きく引き離し、更に支持率上昇中だ。