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小林ヴィットル候補、惜しくも…=「コロニアの支援感じた」

ニッケイ新聞 2010年10月9日付け

 サンパウロ州議員選挙で約5万票を得ながら惜しくも落選した小林ヴィットル氏(35、PMDB)があいさつのため7日、本社を訪れた。
 選挙活動中は、州内80カ所以上を回った。「各地の日系コロニアでは、父親(故小林パウロ下議)の地盤を強く感じた」という。
 敗因について「約1万2千足りなかった。広報の不足は否めない」としながらも、「インスティトゥート・パウロ・コバヤシ(IPK)がやってきたことは知られていると実感した」と話す。
 選挙登録上、同インスティトゥートの会長は辞任しているが、再度就任し、「日系社会はもちろんこれからも社会に貢献していく」と意欲を見せた。
 2年前のサンパウロ市議選で落選したさいの得票数は約1万5千票だったが、今回の得票のうち約7割がサンパウロ市内の投票だった。
 「認知はされてきていると思う」と2012年のサンパウロ市議選への出馬に含みを持たせた。