ホーム | 日系社会ニュース | あめりか丸51周年祝う=和気藹々と同船者会

あめりか丸51周年祝う=和気藹々と同船者会

ニッケイ新聞 2010年10月12日付け

 1959年9月28日午前11時、サントス港に下船した「あめりか丸」の同船者会が9月25日、サンパウロ市、リベルダーデのレストラン「ニュー美松」で行われた。昨年、渡伯50周年を祝い出席した人の中で数人は参加しなかったが、初めて会に出席した人も数人いて、結局29人が参加し船中での思い出話に花を咲かせた。

 参加者はサンパウロ、クリチーバ、アチバイア、ピエダーデ、ピラール・ド・スール、モジ・ダス・クルーゼス、レジストロ、サントアマーロから馳せ参じた。
 各人自己紹介をしたが、名前は覚えているが昔の顔と合わないと言う人もいた。半世紀の間に体重が20キロも30キロも増えたり、みどりの黒髪が銀髪になっていれば当然のことかも知れない。
 アチバイア在住でバラ栽培を手広くやっている及川君雄さんが沢山のバラを持参し、その日参加した同船者の中で一番若い女性(渡伯当時8歳)高橋桂子さんが最年長の川井美代子さん(92歳)に花束を手渡した。
 サンパウロ在住の細樅良盛さん(89歳)の乾杯の音頭で全員の健康を祝し、昼食を食べながらお互いの近況を語った。その「あめりか丸」の兄弟姉妹達は、来年の9月の最終土曜日での再会を誓って、午後3時閉会した。(金子国栄さん通信)