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モトホンダ=マナウスに新工場を設置=人気モデル50万台を生産

ニッケイ新聞 2010年10月15日付け

 国内シェア77%を誇るモトホンダ・ダ・アマゾニアが、9千万レアルを投資して、マナウス・フリーゾーンに年50万台分の生産能力を持つ新工場を建設、14日落成した。新工場では人気モデルのPOP100、Biz125、Lead100などを製造する予定だ。14日付エスタード紙が報じた。
 新工場は以前からあった工場(今年の生産目標143万台、来年度目標は154万台)のすぐ隣に建てられており、2工場で運営体制が整えられる。同社の溝口イサオ副社長は、従業員760人を抱える新たな生産ラインについて、「生産拡大だけでなく、市場の需要に合わせたフレキシブルな生産も可能になる」と力を込める。
 ブラジルは世界第4位のバイク生産国で、2008年の国内販売は190万台、金融危機下の09年は160万台に減ったが、今年は9月までに昨年度同期比9・5%増の129万8千台が販売された。溝口副社長は今年の販売は08年以上と予想している。業界全体の製造台数は184万台に達すると見られ、大半は国内市場に出回る。