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「誰に投票したか忘れた」=2週間未満の調査で判明
ニッケイ新聞 2010年10月21日付け
有権者の約3分の1が投票から2週間も経たないうちに誰に入れたか忘れた――という驚くべき調査結果がでている。
統一選挙の投票日は今月3日だったが、ダッタフォーリャ社が14~15日の間に行った聞き取り調査によれば、2人に投票したはずの上院議員のうち、28%が少なくとも一人が誰だったか思い出せない。詳しくは、2人とも思い出せない有権者が11%、2人のうち一人が思い出せないのが17%となっている。
さらに連邦下議に関してもなんと30%の有権者が、誰に投票したか覚えていないという結果が出ている。
この忘れる傾向は、学歴が低く、収入が少ない階層ほど顕著だという。また男性より女性の方が忘れる傾向が高い。
地域別ではあまり大差はないが、投票した連邦下議を忘れた割合は、南部で30%、南東部で31%、北東伯で32%、北伯と中西部が26%となっている。
誰に入れたか覚えていないということは、候補者を選ぶ際に深く考えておらず、その時のノリや状況に流されて投票した可能性を示唆している。