ニッケイ新聞 2010年10月21日付け
ふるさと巡り一行が乗ったマイクロバスは、なぜかトヨタ車ばかり。よく見れば、一台の後部ガラスには「安比高原」の文字、いずれも日本の企業や観光地などで使っていたもののようだ。ハンドルは輸入時に右から左へ付け替えるそう。市内へ向かうと、そこここに「○○運輸」「××献血車」等々、以前の名を残した車。前の持ち主も、自社の車が遠く太平洋を渡っているとは想像もすまい。さらには、ブラジルでも見かけないような小綺麗な日本車、外車もあちこちに。ぼろぼろの中古車なら500ドルほどからあるというが、これだけ綺麗な車をまともに輸入すればかなりの値段になりそうなもの。人口数百万人の経済規模でどんな人たちが乗るのか? と思うが、答えは闇の中。
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サンパウロ人文科学研究所の所長だった田中洋典さんの1周忌が23日午前11時から、リベルダーデ区サンジョアキン街の仏心寺で執り行われる。コロニアのことに詳しく、日ポ両語が堪能だったことから、コラム子もよくお世話になった。このたび1周忌と聞いてビックリ。時間の経つのは早いもの…。