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ニッケイ新聞 2010年10月22日付け

 先日創立50周年の節目を祝ったイタチーバ文協は、来年1月中旬に日ポ両語での記念誌1500部ほどの発行を計画している。移民に限らず日本とブラジルの関わりを紹介し、同市と文協の歴史の他、約60人の会員らの自分史が入る。編纂に関わった森広秀夫さんは「日本語で作る記念誌では最後になるだろう」と話す。記念誌は各地の日本人会、市の公立学校等に寄付されるという。
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 第一オキナワ移住地の診療所は米国の援助で56年に開設。以前は手術も行なったが、現在は検査や診察が中心で日系の利用者は4割ほど。事務局長の比嘉智さん(44、二世)によれば、医師の評判が高いことや、あちこちへ検査に行かされる他の病院と違って一度に多種の検査ができるため、他県から来る人もあるとか。7歳で同地へ移住、同国初の日系人医師でもある玉城清雄さん(63)によれば、同地でも少子高齢化や高血圧・心臓などの病気、中年のメタボリック症候群などがあるそう。「子供たちも予備軍。啓蒙が必要」と話す。長年移住者の健康管理を担ってきた同診療所。現地貢献のため診察料を低めに抑えているが、JICA助成金の減少傾向もあって経営は厳しい。健康保険や他の病院との連携など、対策を迫られているようだ。