特集 コチア青年移住55周年・花嫁移住51周年
ニッケイ新聞 2010年10月23日付け
1955年、コチア青年移民が始まり、初期移住者は4カ年の就労義務農年を果たし、独立が始まった。しかし、独立の第一条件の結婚、土地購入、営農資金などがあり決して平坦なスタートではなかった。
そんな時、1959年、第一回花嫁移住者13名が着伯、青年達に大きな希望を与えた。
青年達は、諸問題解決の為に団結し、1962年6月10日、有志を中心に第1回青年大会を開催し、青年700名が集結した。ここで討議を重ねた結果として、同年10月13日、コチア青年連絡協議会が創立され、山口節男初代会長が選任された。
当初、コチア産業組合の理事会では青年の動きに「労働争議」に結びつくのではないかとの疑念をもち、あまり賛意を示さなかったが青年達の健全さを理解し、63年に拓殖部に結婚相談係を設置して、古関ベルギー女史を責任者とした。
この時点で独立コチア青年の組合加入者は500人を超しつつあった。