ニッケイ新聞 2010年10月30日付け
27日に急逝したアルゼンチンのネストル・キルチネル前大統領の通夜は、29日午前中まで続けられ、28日夜9時頃同国に到着したルーラ大統領は、クリスティーナ大統領らと約1時間を共にした後、帰国の途についた。前大統領の通夜には、ウルグアイ、チリ、ベネズエラ、ボリビア、エクアドルの各国大統領も参列した。
同国選抜チーム監督を務めたマラドーナが通夜に参列し、大きな花輪を捧げた事はテレビなどでも報じられたが、通夜参列のため10時間以上並んだ国民も多く、29日朝は、1度閉じた門を再び開いて弔問者を入れるほど。挨拶にたったクリスティーナ大統領には大きな拍手も送られた。
前大統領の亡骸は29日昼過ぎに出棺となり、生まれ故郷のサンタクルス州リオ・ガジェゴス市で荼毘に付された。