ニッケイ新聞 2010年11月6日付け
厚生労働省の野口課長は、日系子弟の教育問題にも触れ、「日本で定住することを考えた場合、子供の教育は家族の安定に重要。ブラジル人学校から日本の高校に入学することは難しい」との認識を示した。ブラジル人学校から公立中学へいったん編入して、それから高校受験などの筋道になるという。帰伯デカセギがブラジルの日本進出企業に就職できるようなにか指導が出来ないかとの質問も出たが、「外国の領土の話になるので、口出しするのは難しい」とのこと。とはいえブラジルで仕事がなければ、また日本に戻るのが常。一国では解決できない問題だ。
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アクリマソン地区の児童支援施設にパソコン等を寄付した浦和東RCは、6月にも文協図書館に書籍の寄付を行っている。今回の寄付に対し、アクリマソンRCは、浦和東RCへ感謝状を贈る予定で、また今月11日には第2620地区の吉原RC(静岡県)と日系福祉団体「希望の家」との仲介を行い、電動車椅子4台、工業用ミシンその他機具など(総額16000ドル相当)を寄付する予定。