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食料品がインフレ押上げ=フェイジョンは今年倍額に
ニッケイ新聞 2010年11月11日付け
地理統計院(IBGE)が9日、10月の拡大消費者物価指数(IPCA)は0・75%上昇し、10月としては8年間で最大の上昇を記録と発表した事を10日付エスタード紙が報じた。
政府の公式インフレ指数でもあるIPCAは、今年に入って4・38%上昇しており、政府の年間目標の4・5%到達は目前。昨年の累計値4・31%も既に上回った事になる。
10月のインフレ上昇の57%は、6~8月はデフレ(価格降下)も記録した食料品の1・89%値上りによる。10月としては2002年以来の高上昇率だ。
1~10月の食料品のインフレは累積6・59%(昨年同期は2・33%)で、特に値上りしたのは、フェイジョン・カリオッカの109・78%。牛乳の15・21%や牛肉の14・56%、外食費の6・97%、ポンジーニョの6・75%なども家計を直撃している。
IBGEによると、1~10月累積インフレの80%は26品目の価格上昇によるもので、食料品の他、家政婦給与9・55%、人件費8・57%、市内バス運賃7・16%などが目立つ。
サンタンデール銀行のタチアナ・ピニェイロ氏は、10月のインフレは明らかに加速と指摘。衣料品の月間0・89%値上りなどは、需要拡大で価格が上昇した例。9月までの12カ月の累積上昇率が6・89%だったサービス料が、10月には累積7・17%に上昇した例もある。
異常乾燥などの要因で国内外で供給不足となっている小麦や牛肉などは、急速な回復が望めないため、食料品価格の高止まりや、私立校の授業料値上げなどによるインフレ傾向が続きそうだ。