ニッケイ新聞 2010年11月12日付け
サッカー南米杯準々決勝のパルメイラス対アトレチコ・ミネイロ戦は、サンパウロ市のパカエンブ球場で10日夜行われ、2対0でパルメイラスの勝利。地下鉄の駅や車内などでも大声で応援歌を歌うパルメイラスファンを警備員が追いやる場面を目の当たりに見たコラム子には、2014年のW杯の時はこの程度では済むまいの思いもよぎる。南米杯やブラジル選手権などの結果が出揃うまで、あとわずか。
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サンパウロ市のイビラプエラ公園で、1954年の開園以来初の池清掃が始まった。湖面に浮かべたいかだに設置したポンプで底に溜まったゴミや汚泥を除去するもので、液体は水道局の処理施設、固形物はイタペヴィのゴミ処理場に運ばれる。現在は大きなゴミ回収、魚の移動は再来週行うため、最初の池でポンプを使った作業を開始するのは12月始めとなりそうだ。
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大気汚染悪化などで喘息発作を起こす人が増えているが、現在試験的に行われている治療法は、口か鼻から挿入した管で気管支内を暖めて筋肉の緊張を緩めるもの。香水や煙、動物の毛、埃などでも発作が起き、40代まで家と病院を往復して呼吸困難と闘ってきた女性が酸素吸入から解放されるなど、成果上々の新療法は来年認可の見込みだが、泣き所は経費。仕事を休んで何度も入院するか、4万ドル払うかと訊かれても…。