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サッカーW杯=開会式会場まだ決まらず=プランBにはブラジリア

ニッケイ新聞 2010年11月26日付け

 2014年サッカーW杯現地委員会を兼ねるブラジルサッカー連盟は、W杯の開会式会場はコリンチアンスが建設予定のイタケーラ競技場に決定したかのように報じていたが、FIFA(国際サッカー連盟)事務局から連邦直轄区政府に送られた公式文書では、開会式の会場についてはまだ何も決定していないという。その他の案として、ブラジリアもまだ可能性を残している。25日付フォーリャ紙が報じた。
 公文書によれば、開会式会場の決定は現地委員会に委ねられるとされ、同委員会も依然としてイタケーラ競技場への期待が強いというが、工事費用の出所は定かではない。そのため、イタケーラ競技場計画が上手くいかない場合の代替案として、7億レアルをかけ7万人分の観客席を用意する工事を予定しているブラジリアの競技場を開会式とする案が維持される可能性が高まった。
 22日にリオで始まったサッカー国際展示会では6ページにわたるW杯開催のパンフレットが配布されたが、そこでも開催地に関しては何も記載されていなかったという。