ニッケイ新聞 2010年11月30日付け
十両で優勝を果たしたブラジル人力士の魁聖。日本の報道の中には、来場所に幕内昇進か、とするものもあるが、ブラジル相撲連盟の関係者からは「もう一場所いい成績を残さないと」という声も。関係者によれば、ブラジル出身の十両力士は魁聖で4人目だが、その大分前、77年から80年代にかけて幕下9枚目まで上がった伯山という力士がいたという。そこから数えれば30年以上になる日本の相撲界への挑戦。先輩の活躍はブラジルで稽古に励む若者たちにも希望を与えるものだろう。
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アンドウ・ゼンパチの名前の由来は、金に縁のないことから、金の字を分解し、全と八にしたことは有名。これに関して、宮尾進氏が別の説を証言。広島の小学校での卒業証書授与式。校長に名前の音と訓を読み違えられ、「安藤ケツ!」と呼ばれ、笑いの種になった。「そのせいで自分の名前は嫌いだ」と話していたとか。
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写真パネルにはアンドウの詳細な経歴があり、その人生を知るいい企画展となりそうだ。イナウグラソンで気になったのは、評伝を書き、歴史考証を行なった古杉征己氏(人文研理事)がその場にいるにも関わらず、紹介されなかった。その代わり、今回の展示とは直接関係のない土曜会メンバーの家族がしきりに持ち上げられ、「小さいとき見たことがある」というだけの大原毅・文協評議員会長が乾杯の音頭を取ったことに疑問の声も。文協、史料館、人文研の三者間にある何かしらの利害関係が働いている!?