ニッケイ新聞 2010年12月3日付け
フェスタでは、日教寺の青年部23人が約1時間にも及ぶ、舞台を披露した。
時折笑いも含めながら、日水上人が歩んだ苦難の開教の道や、その後のブラジル文化とのギャップの中での仏教の普及、釈迦が悟りを開く姿――。熱を込めた演技は会場一杯の来場者から釘付けとなった。
全くの演技の素人であった彼らは、今年4月からプロの舞台監督の下、毎週日曜日、練習を積み、本番を迎えた。
舞台裏では、開幕の直前まで出演者らが円陣を組み集中力を高める姿が見られ、その成果は集まった信者らの前で見事に披露された。小道具、衣装にもこだわりが見られ、見事に演じきった彼らには晴れやかな表情が浮かんでいた。