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61年1月のテゲルベルグ号=50周年記念の同船者会=1月15日

ニッケイ新聞 2010年12月24日付け

 1961年1月11日サントス港着「テゲルベルグ号」の渡伯50周年記念の同船者の集いが来年1月15日午後6時から、サンパウロ市ビラ・カロンで開かれる。発起人の大城康永さん(76)、与儀孝助(75)さん、知名定福さん(74)が案内に訪れ、ゆかりの人の連絡を呼びかけた。
 オランダ船の同船で移住した人は80数人で、うち60人以上が沖縄出身者だった。呼び寄せや花嫁移民が多く、約30人がアルゼンチンへ向かったほか、船にはソ連や中国からの亡命者と見られる人も乗っていたそうだ。
 「当時の沖縄はまだ食糧事情が悪かった。良くなったのは復帰してから」と世話人の皆さん。琉球政府の当時、沖縄からの移住者は神戸でパスポート発行を受けて海を渡ったという。
 同船者会は25周年で開かれて以来2回目。当日はビラ・カロンで夕食会を開き、親睦を深める予定だ。一行は、「ぜひ連絡を」と呼びかけた。
 問い合わせは各発起人まで。連絡先=11・7171・9142(大城)、2294・8604(与儀)、2465・5635(知名)。