ニッケイ新聞 2009年12月1日付け
先月29日にアンタルチカ・サッカー場で行われたのは、パルメイラス対アトレチコMG戦。
あまりスポーツ観戦に出かけない記者も、日本から来た友人を連れ久しぶりに足を運んだ。前半2点を入れたパルメイラスが3対1で勝利した。
目の前で、父親と一緒に大人顔負けの手振りで熱く声援を送るのは5歳程の少年。その様子を、友人と興味深く見つめた。
クリチーバのコーシャ・サッカー場では、応援チームが負け涙を流す息子2人に、「俺らのチームは偉大なんだ! 信じろ、次は絶対に勝つ」と励ます父親の姿があったのを思い出す。
幼い子供がこんなにも感情移入できるものか、と感心した。そんな親子の姿に、友人もブラジルらしさを感じたようだ。
2010年南アW杯が近づき、また少しサッカー熱が高まってきた。 (裕)