ニッケイ新聞 2009年12月5日付け
SUFRAMAによれば、マナウス産業地帯の外資系企業中、投資額で断トツ1位を誇るのが、4割をしめる日本進出企業(09年1月から7月までの統計)。外資系の2位の北米企業16・13%を大きく引き離し、圧倒的な存在力を示す。
日本企業数は外資系中で25%だが、PIM全体だと1割程度。しかし、その従業員数はPIM全体の25%を占めるなど、雇用面でも大きな貢献を果たしている。
「日本の企業は地域経済にお返ししたいという姿勢で、不況の中でもなるべく人員カットをしないで取り組んでいる」と日系企業の声を代弁するのは、アマゾナス日系商工会議所の半田律子事務局長。日本の進出企業、地元日系企業57社が所属する。
FIAMでは、二輪部品・工具14社を商工会議所ブースで紹介した。
半田事務局長によれば、二輪部品だけで今年3社が入会、「毎年増えていて、二輪業界が顕著に発展している。対して電子電気業界が寂しい」。
地デジの日伯方式が採用されたものの、今のところ日本企業の活性化にはあまり繋がっていないようだ。「でも、サッカーW杯、五輪が近づくにつれて期待できる。もっと日本の電気業界も良くなるでしょう」と話していた。
【FIAM2009への参加日本企業・団体】ヤマハ・モーター・ダ・アマゾニア、スズキ・モーター、フジフィルム・ダ・アマゾニア、ソニー・ブラジル、ヒタチ・エアー・コンディショナー、パイオニア・ド・ブラジル、モト・ホンダ・ダ・アマゾニア、パナソニック・ド・ブラジル、センプ・トーシバ、在マナウス日本国総領事館、アマゾナス日系商工会議所。