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最低賃金=510レアルで上程へ=22日両院合同本会議で表決
ニッケイ新聞 2009年12月22日付け
ジェラウド・マジェラ下議(PT=労働者党)は19日、2010年の最低賃金を510レアルとする予算案を上程と20日付けアゴーラ紙が報じた。同上程案をベルナルド予算管理相も承認。
先に財務省から出された調整案8・72%による505レアルを廃し、9・68%へ調整。同案は2010年度経済成長率を5%に設定して算出された最賃とされる。政府支出は、8億1千万レアルから8億7千万レアルへ増額になる。
市場は来年のGDPを6%増と見ており、5%をベースにした調整は妥当であり、富の再分配にも効果があると同下議は見ている。労組は5レアルの調整でも、労働者は喜ぶと歓迎している。
同上程案に対し、上下両院の予算委員会は21日に検討の上、結論を出し、22日合同本会議で表決。連邦令によれば最低賃金はGDPで調整され、インフレ率を超えるものとされている。