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伯露貿易に自国通貨=レアル通貨決済に関心示す

ニッケイ新聞 2009年11月28日付け

 エスタード・オンラインやグローボ・サイトのロイター配信によれば、ロシアの中銀当局者が25日、ブラジルがロシアとの2国間貿易で両国の通貨ルーブルおよびレアルでの決済に関心を示していることを報じた。
 ロシアの中銀当局者はドル通貨の弱体化で、ルーブル決済の起用に、関心を抱いていることを表明した。ブラジルとロシアは、インドや中国とともにBRICsを形成し、夫々の自国通貨による決済の協議に入っている。
 BRICs内では国際社会に先行し、積極的に域内の自国通貨による決済が実現する気配が見える。特にブラジルが陣頭指揮を取る意欲を燃やしている。インドも遅れをとらず、決済の協議参加を申し出た。
 中国とロシアの間では、人民元とルーブルによる自国通貨の決済が総取引の2%に達しているようだ。