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リオ=第8回全伯古武道大会=亜国、チリからも参加

ニッケイ新聞 2009年11月19日付け

 ブラジル古武道連盟(岸川ジョージ会長)は『第8回全伯古武道大会』を10月17、18日、カンピーナス市の体育館で開催した。ブラジル各地はもとより、アルゼンチンやチリからも参加し、約200人が競い合い大いに盛り上がりをみせた。
 大会は剣術や居合術、杖術や薙刀、古武道の5つのカテゴリで競われた。さらにデモンストレーションでは十手、鎖鎌、兵法二天一流など様々などが披露された。
 二天で顧問をしている沼間豊治さん(55、大阪)は「練習の成果が大会に表れ、気合一つとっても、恥ずかしがらずに出していた」と述べ、「基礎がよく守られ、礼に始まり礼に終わる精神も顕著に見られた」と感想を述べた。
 岸川会長は、「技術レベルは昨年よりも高まった。来年からは十手、鎖鎌も競技種目に取り入れたい」と話した。
 各カテゴリで数多くメダルを獲得した人がもらう古武道トロフィーは3人が同点で、藤田ヴィクトル(サンパウロ)、斉藤ミドリ(サンパウロ)、ムスクフェウヂ・フェルナンダ(リオ)が勝ち取った。
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 各カテゴリの優勝者は次のとおり(敬称略、所属)。
【剣術・男子個人戦】▽5級・4級=モラエス・アルツール(フランカ)、ゼロ級・7級=ス・グオ・ジェン(サンパウロ)、▽6級=ヴェンツレリ・パウロ(サンパウロ)、▽3級以上=西坂光(サンパウロ)、▽シニア=沼間豊治(サンパウロ)、▽初心者=レゼンデ・ビクトル(ブラジリア)。
【剣術・男子団体戦】▽0級~6級=リオ(フォリ・ピエロ、カストロ・ジョゼ、カルボネテ・セルジオ、ペドラ・チアゴ、ギマラエンス・ファビアノ)、▽5級以上=リベロン・プレット(ドネガ・ヒカルド、キアレラ・ブルーノ、バシ・ロドリゴ、ブランドリン・アルツール、テサリ・ルカス)。
【剣術・女子個人戦】▽0級~7級=富田アンナ(サンパウロ)、▽6級=斉藤ミドリ(サン・ジョゼ・ドス・カンポス)、▽5級以上=ムクスフェウヂ・フェルナンダ(リオ)。
【剣術・女子団体戦】リオデジャネイロ(ムクスフェウヂ・フェルナンダ、ジメネス・ルシアナ)。
【剣術・個人戦】▽幼々年=石木建造(サンパウロ)、▽幼年=カオス・ニコラス(サンパウロ)、▽青少年=カオス・ラウラ(サンパウロ)、
【剣術・団体戦】▽乳児=ニコラス・カオス、坂本建造、石木ジュリア、カルボネテ・ミゲル、▽青少年=サンパウロ(千田ガブリエル、千田ブルーナ、カオス・ラウラ)。
【居合術】▽ゼロ級~7級=斉藤ミドリ(サン・ジョゼ・ドス・カンポス)、▽5級以上=藤田ビクトル(サンパウロ)、▽6級=ドラヴィン・マテウス(ベロ・オリゾンテ)、▽チーム=サンパウロ3(上原ダニエル、アマラウ・アポエナ、パンゼロ・ブルーノ)。
【杖術】▽ゼロ~7級=上原ダニエル(サンパウロ)、▽6級=ムクスフェウヂ・フェルナンダ(リオ)、▽5級以上=藤田ビクトル(サンパウロ)。
 ▽薙刀個人戦=ヴィレラ正男(サンパウロ)、古武道個人戦=ヴィレラ正男(サンパウロ)。