ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | 天然ガス=ボリビア依存を脱却=国内パイプラインを突貫で

天然ガス=ボリビア依存を脱却=国内パイプラインを突貫で

ニッケイ新聞 2009年11月6日付け

 ペトロブラス石油公団は10月31日、天然ガスのボリビア依存から脱却するため、国産ガス・パイプラインのGasduc3計画の建設を突貫工事で進めていることを発表と11月1日付けエスタード紙が報じた。
 同工事の難所、リオ州カショエイラ・デ・マカク郡ファッコン山岳地帯に3・7キロメートルのトンネルを貫通し、2カ所の整地作業を終えた。同トンネルに車両は入れないが、パイプラインだけを短時間に設置できるブラジルでは初めての試みであった。
 同ガス・パイプラインはエスピリットサント州とカンポス油田からリオ市までの全長183キロ、20億レアルの予算で施工。2010年完成予定で、4000万立方米のガスを毎日送る。
 ボリビア・ブラジルのパイプ・ラインは、1000万立方米だから4倍の量だ。サントス大陸棚の油田が本格操業に入ると、ここにからも1500万立方米の天然ガスが産出される。