ホーム | 日系社会ニュース | ソロカバ文協=第15回盆踊り大会=1200人が楽しむ

ソロカバ文協=第15回盆踊り大会=1200人が楽しむ

ニッケイ新聞 2009年11月6日付け

 ソロカバ日伯文化体育協会(UCENS、安田パウロ会長)は、10月31日午後、同文協体育館で「第15回UCENS盆踊り大会」を開催、約1200人が来場し、踊りを楽しんだ。
 同盆踊り大会は毎年8月に開催されていたが、今年は豚インフルエンザの影響から10月へと変更され、待ちに待った開催となったようだ。
 人気の炭坑節や東京音頭、河内おとこ節、チャンチキおけさに合わせて踊るほか、ピエダーデ文協が太鼓と笛で相馬盆唄を演奏し、会場を盛り上げた。Jポップで若者たちがマツリダンスを楽しみ、非日系人も多く参加、賑わいを見せた。
 毎年来ている庄司とし子さん(86、佐賀)は、「足を悪くしてから踊っていないけど、見ているだけでも楽しい」と踊りの輪を見つめる。その中で孫の庄司ナターリアちゃん(4)も、一生懸命に踊っていた。
 サンパウロ市から来た森豊さん(89、佐賀)は、「日本の盆踊りとはちょっと違う。ミックスされていてどこかサンバみたい」と興味深そうに語った。
 ソロカバ文協婦人部からは約15人が参加、若者たちに混じってマツリダン スを踊る元気な姿も。同婦人部の鴫原智子さん(長崎、73)は、「たくさん踊って疲れました」と笑顔を覗かせた。
 イビウーナ文協、ピラール・ド・スール文協、ピエダーデ文協などから参加する婦人らの姿も見られた。
 ピエダーデ文協の宮沢ジョルジ副会長は、「非日系人の注目も引くプログラムになっていて良いのでは」と考える。
 2回行われた餅まきには、会場全員が参加、子供も大人も夢中になって拾い集める。その様子を満足そうに見守る安田会長は、「皆楽しみに待っていた。開催できて本当に良かった」と話していた。