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エステ「ONODERA」=創業28年祝す=サンパウロ市アクリマソン

ニッケイ新聞 2009年11月5日付け

 エステティックチェーン店「ONODERA」が28日、エステ業を始めて28年を迎え、サンパウロ市アクリマソン店(第1号店)で顧客、メディアを集めて創立記念パーティーを行った。
 同店の始まりは、故小野寺郁夫さんがアクリマソン区に開いた小さな柔道場。
 小野寺さんは1964年8月、コチア青年2次1回で渡伯。元柔道家で、76年のモントリオール・オリンピックの柔道ブラジルチームの監督を務めた。小野寺さんの道場は現在も、アクリマソン公園の隣接地でアカデミア(ジム)「ONODERA」として残る。
 同エステ業は妻エジナさんが、ジムと同じ名前で81年、同地に創業した。現在は、全伯8州に46店舗を広げ、エステ業と並行して化粧品や健康食品販売も手がける。
 ソニア・グレッコ支配人は、「オノデラのエステは、ジムに通う子供たちの母親が、『待っている間に退屈だからどうにかできないか』っていうアイディアでスタートした」と振り返る。
 「当時、私も4歳の息子を水泳教室に通わせていたお客さんだった」と笑い、「女性だったら誰でも綺麗でいたい。これからもオノデラはそんな願いをかなえるために応援する」と話していた。