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メルコスール=ベネズエラ加盟承認か=上院外交委審議が山場へ

ニッケイ新聞 2009年10月29日付け

 アレシャンドレ・パジーリャ憲政相は27日、ベネズエラのメルコスール加盟が上院外交委員会で29日審議されることに、政府が期待を抱いていることを表明と28日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。
 同外交委員会の審議を前に、ベネズエラの首都カラカスのアントニオ・レデスマ市長が上院を訪れた。同市長はチャベス大統領の政敵であるが、伯ベ両国の通商拡大とブラジルの対ベ投資への誘致に力を入れている。
 ベネズエラのメルコスール加盟反対の急先鋒であったタッソ・ジェレサッチ上議(PSDB=民主社会党)が27日、民主主義の宗旨変えをして豹変した。但し、公約に対する確かな保証が加入の前提条件だとした。
 同国のメルコスール加盟は、パラグアイを除いて承認した。ブラジルが承認すれば、パラグアイも追従するらしい。他にメルコスール加盟にチリとコロンビアも乗り気なので、ベネズエラの比重は下がりそうだ。