ニッケイ新聞 2009年10月29日付け
アマゾニア日伯援護協会会長を務め、ベレン風みどり俳句会会長であった大嶽一(おおたけはじめ)さんが、23日午後7時、肺不全のためベレン市内のアマゾニア病院で死去した。享年97。近年は体調を崩し、入退院を繰り返していた。
静岡県出身。1931年ベレンのY.YAMADA商会の創始者山田義雄氏と共に渡伯、アマゾン中流オウレンに入植、農業に従事した。柔道王(コンデ・コマ)に紹介された金物屋や日本総領事館の仕事を経て高拓生の母体であるアマゾニア産業へ入社。
その後、山田スーパーマーケットの経営に参加。援協の会長、日伯協会の理事などを歴任。95歳までゴルフを楽しんでいた。ベレン俳句会の会長として文化面でも後輩の指導にあたった。
葬儀は24日午前11時、市内カプシーニョ教会で行われ、当日埋葬された。