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東西南北

ニッケイ新聞 2009年10月17日付け

 インテルラゴスでの18日のF1レースは、年間成績で2位につけているルーベンス・バリチェロの優勝に期待がかかる大一番。16日午前中の練習では、現在1位の英国のジェンソン・バトンを上回るタイムを出し、好調ぶりをアピールしたバリチェロは、雨の日の走りは苦にならないタイプとか。当日はレースの途中から雨になるとの予報だが、勝利の女神が微笑むのは、国内レースで優勝を叶えたいバリチェロ? それとも?
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 ルーラ大統領一行の疎水工事検分旅行は、大統領が好きなフォホーの歌手生演奏やウイスキーまであり、工事現場の野営地ならぬ豪華客室での宿泊。野党側は公費乱用と公認期間前の選挙活動実施を理由に告発の姿勢も見せている。
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 強風や大雨による倒木やトラック横転で積荷散乱という事故は多いが、15日夜、リオ市の幹線道路に落ちたのは、何と海軍の水陸両用車。無茶な運転をしたタクシーを避けようとした移送車の運転手が急ハンドルを切ったため、連結部がはずれ、荷台の車両墜落と相成ったもので、負傷者はなかった。ガードレールに体を預けた形で動けぬ両用車撤去には1時間を要したが、水上でも陸上でもないから無理もない?
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 サンパウロ市民の足である地下鉄で15日夜、東西線イタケーラ・コリンチアンス方面行きの車両でオイル漏れ。エンジンから煙が出たため、乗客全員を最寄り駅で降車させるという騒ぎは、問題車両の回収だけで済み、他の電車運行には影響しなかった。一方、都電公社(CPTM)は、17日0時から無期限ストに入る可能性がある。15日の賃金調整交渉は決裂。16日夜の再交渉の結果次第だが・・・。