ニッケイ新聞 2009年10月7日付け
ベネズエラの在カラカス伯大使館に5日、同国野党に属する学生3人が押し込み、拘束されている政治犯の人権問題見直しを行なうため代表団の派遣を求めたと6日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。チャベス政権に対する抗議運動は、同国11都市にある163の大学での155時間にわたるハンガー・ストライキで始められた。
インスウサOAS(米州機構)事務局長へ人権調査団派遣を要請するよう求めるルーラ大統領宛文書を学生らが伯大使館へ手渡した。伯大使館に同日夜押しかけた学生などのデモ隊は、伯大使館ホールで夜を明かした。ルーラ大統領が要請に応じなければ、ホールに居座ると学生らは騒いでいる。