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電話大手3社が条例違反=コールセンターの対応で

ニッケイ新聞 2009年10月3日付け

 Idec(消費者保護協会)が昨年12月施行のコールセンター条例について調査したところ、全国の固定電話利用者の8割弱を占めるOi、テレフォニカ、Brasil・Telecomの各社では同条例違反が指摘されたと10月1日付けフォーリャ紙が報じた。
 各社のサービスの質を同条例で規定した31項目について判定した結果は、Oiが合格16/不合格15、テレフォニカが同15/16、Brasil・Telecomが同10/21で、いずれも低い評価だった。
 各社にクレームの電話を4回以上入れた結果、1分以内に電話に応じたか、解約を求めた客を解約しないよう説得したか、客に頼まれたクレーム番号を携帯電話に送信したかという3項目では全社が不合格となり、条例違反が確認された。
 Oiなど2社には7月に同条例違反で罰金が科せられた後にもかかわらず、消費者からの苦情が最も多い電話業界での業務改善努力の不足、不十分なAnatel(国家電気通信庁)の監査、オペレーターの訓練不足などが確認された。

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