ボート業界が有望＝欧米業者の投資で増産へ

ニッケイ新聞　２００９年１０月３日付け

　モーターボート製造業協会は２００８年、レジャー用の１４フィート以上のボートを４４００艘売り上げ、前年同期比５００艘増であったと発表したことを２日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。
　それが２００９年は、１８万艘の売り上げ見込みだという。金融危機の影響はまだ分からないが、為替条件がドル高へ有利に展開した時期、同業界は輸出で潤った。
　その後レアル高が定着すると、国外投資家がブラジル市場へのボート生産に目を付けた。今年のボート・ショーでは、昨年比２０％増の出展者が海外から参加した。
　価格では輸入品が、国産より安価となっている。欧米の製造業者が、ブラジルの業者から注文を取っている。ブラジルのボート市場は、欧米市場より若い市場として垂涎の的となっている。