ブラジル国内ニュース(アーカイブ)

金融市場=好調だがバブル懸念―実体を反映しない市場は

ニッケイ新聞 2009年10月2日付け

 アルミニオ・フラーガ元中銀総裁は9月31日、過熱気味の金融市場がこのまま続けば、バブルを形成すると警告したことを10月1日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。
 2009年の平均株価は、順調に推移している。好調な金融市場で投資家は、新債券の出現を期待しているが、サンタンデル銀行のような大型オペが次々売り出される可能性がある。
 元総裁の見方では、金融市場の動きは実体経済を反映したものであるべきだという。米国の実体経済は海とも山ともつかないのに、金融市場は動き出しバブルを形成する勢いである。ブラジルが米国の轍を踏まないよう注意するよう諌めた。
 金融関係者として「バブル形成」は、縁起が悪いのでタブーになっている。警告は、リスクの段階で発する。別の見方では、バブルまで行かないが、株価が一般に高いので調整があるという。

こちらの記事もどうぞ

Back to top button