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国際競争力=ブラジルは後から7番目=危機克服は早かったが

ニッケイ新聞 2009年9月26日付け

 Fiesp(サンパウロ州工業連盟)は24日、ブラジルは金融危機を世界に先駆けて克服したが、国際競争力では希望するだけで実力が伴わないと発表したことを25日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。
 世界GDP(国内総生産)の90%を生産する43カ国の国際競争力を分析したもの。4万8000のデータを8分野で類別すると、ブラジルの国際競争力は37番目に位置する。後から7番目の恥ずかしい状態。
 ブラジルの生産能力は優秀だが、競争力では亜国やメキシコ、ベネズエラに劣っているという。
 金融危機の影響についての分析では、危機の影響が大きく出た21項目を選び、今年の第1四半期の数字と2008年の数字と比較。工業生産性や政府の関与、失業率、金融システム、通貨政策などを比べると、ブラジルの危機克服度は平均かそれ以上だという。
 ブラジルの競争力を点数で見ると、100点満点として48点であった。中国が100点でトップ。最低はロシアの0。ロシアは石油とガスに依存し、競争力改善努力が見えない。

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