ニッケイ新聞 2009年9月24日付け
「みなさん、集まってください」と呼びかけるのは、ジャクチンガ植民地出身者の集いの世話人代表、国井精さん(二世)だ。13回を数える同種の行事は全伯的にも少ないだろう。
今年も10月12日午前9時から青森県人会館で行う。「華のある植民地でしたが、現在はブラジル人が経営する牧場になっています」と国井さん。地主だけで73家族、小作をいれれば100家族はいたという。パウリスタ線ポンペイアのセントロから7キロ地点にあり、1936年に売りに出され、38年には日本人会が結成された。
第1回の集いは65年に南伯組合の本部でやったという。2回目が10年後、3回目はその3年後に愛知県人会で行われた。
来社した山矢三郎さん(二世)も「最初は戦前一世中心の会だったが、今は我々二世の時代。でも毎年100人以上集まって、寄るたびに大騒ぎ。三世、四世になっても続きますよ」という。
昨年は移民百周年を記念して、「百周年」と書いた醤油皿をプレゼントして「もったいなくて使えないという人がいるぐらい喜んでもらいました」(国井さん)という。
世話人は東島勝良さん(11・2459・2642)、東君夫さん(11・3826・4319)、小沢正春さん(11・3768・2529)、山矢さん(11・3992・5656)、新浜俊之さん(11・4332・9010)、国井さん(11・3768・9315)、石井アキオさん(11・2783・1763)。
山矢さんは「懐かしい学校の同級生を連れてきてください」、国井さんも「一人でも多く参加して欲しい」と呼びかけた。
〈会場=リベルダーデ区ドトール・シケイラ・カンポス街62番、メトロのサンジョアキン駅から徒歩3分〉